靴の衝撃緩衝性機能について

靴の衝撃緩衝性(しょうげきかんしょうせい)について

人が普段歩いて、足が地面に接地するとき
片足には体重の1.5倍の衝撃があります。

走ると3倍、ジャンプして着地した際には7倍もの
衝撃がかかっています。


普通に両足で立っているときは体重の0.5倍
つまり体重の半分の荷重しかかかっていない
と考えれば、

動くことで下股には大きな負荷がかかっていることが
わかります。

負荷がかかった際、人は関節や足首やひざで無意識のうちに
和らげる調節しています。


ただし、負荷のかかる行動を意識していない時、たとえば
気が付かない段差があったときなどには、衝撃を和らげる
行動がとられず、大きな衝撃を受けてしまうこととなります。


靴はそういった不意に訪れた衝撃を緩衝(つまり和らげる)
できる機能を意識して備えているものが多くあります。


特にスポーツシューズには、意識していても、無意識でも
足に衝撃がかかった際に緩衝するためのハイレベルな機能
を持っているものが多くあります。


中でも衝撃緩衝性に役立っているのがシューズの
アッパーとアウトソールの間にある「ミッドソール」です。

クリックで拡大↓
「ミッドソール」の図解 ミズノのスポーツシューズ


一般的なミッドソールは、樹脂をスポンジ化させて
中に気泡をたくさん含ませることで、衝撃を受けた際に
大きく変形し、衝撃を緩衝する役割を果たしています。


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