シューズの屈曲性機能について

スポーツシューズの屈曲性機能について

人は運動中の推進力を高めるためには、関節を動かします

その中には足の関節も当然あります。

特に地面と直接接触する足は、身体への
力の伝達箇所として重要です。

推進力は、足が地面にかかとから着地し、次につま先が
着地したのち、再度かかとを上昇させる「蹴り」の動作
につながるサイクルで起こります。

この動作に関連するものが「屈曲性」になります。

人の足裏は「指先」そして「つま先」さらに真ん中に進んでいくと
土踏まず、そして最後にかかとがあります。

つま先と土踏まずの間に「MP関節」と呼ばれるものがあります。

この関節は足で蹴リ上げるという推進力を起こすのに重要な間接です。

屈曲性との相性が良い靴と言われるものは、この部分に靴の
曲がる個所がうまく合致しているかどうかが靴の屈曲性の良し悪しの
違いにつながります。

さらに、靴の曲げやすさ、曲げにくさ(剛性)の影響があります。

ランニングを例にとってみると
やわらかくよく曲がる靴が関節の動きに良いかというとそうではなく、
曲げる力(曲げ剛性とよぶ)、ある程度曲げ剛性が高い靴(硬い靴)の方が
より小さい力で速度を維持でき、疲れにくいということがわかっています。

登山やハイキングでも、靴底の薄いカジュアルシューズで行うと
足が疲れやすいという経験はありませんか?

シューズの屈曲性機能について
※登山靴には、より剛性の強い曲げにくく厚い靴裏となる


うす底は曲げ剛性が低いので、移動速度を維持するためには
たくさんの力で蹴り上げる必要があるからです。

マラソンシューズなどは、曲げ剛性を長時間維持するために
アウターソールに溝のないものもたくさんあります。

これらを自分の足と合うか確認するためには、まず試し履きを
して、MP関節とシューズの曲りが合致しているかを確認します。

蹴り上げる動作をしたときの曲げ位置の快適さを
確認しましょう。

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